鳥取県鳥取市鹿野 NPO法人 いんしゅう鹿野まちづくり協議会

NPO法人いんしゅう鹿野まちづくり協議会

鹿野を楽しむ

祭り 400年以上前から伝わる伝統的な祭礼

鹿野祭

城山神社祭礼行事(無形文化財)


戦国領主亀井氏により興されたもので、江戸時代初頭亀井氏の津和野移封により中断していたものを江戸時代末期、町民により再興されたものです。

祭りは1月2日の若連中の初寄り合いから始まり、総集会・御神事場調べ・宮掃除・屋台建てなどを経て現在で、4月中旬の宵祭り・祭礼日を迎えます。宵祭りは城山神社で御清めをし、鍛冶町の高張提灯・太鼓・笛・榊、各町々の御供、上町の猩々・獅子(神楽獅子)、殿町の御神輿、神官、後供の順に下山します。この下山が始まると、榊・御御輿の足元を照らすように紺屋町の「綱灯篭(つなどうろう)」に灯がともります。神社の裏の樹から山麓の二ノ丸の樹に張られた2本の綱に次々と提灯に灯をともし繰り下げていきます。やがて長い火の綱となり、闇の中にきらめきます。(この長さなんと180m)
祭礼日は、時には翌日の明け方まで続くこともあります。加治町の太鼓・笛・榊、大工町の屋台「玄武」、紺屋町の幟差し、山根町の屋台「朱雀」、下町の屋台「二転門」、上町の太鼓・笛・獅子・猩々・屋台「青龍」、殿町の御神輿、神官、後供の順に行列が進行します。
華やかに、しかも情緒豊かに日本古来の祭りの良さを今なおにじませています。
家々の門には、それぞれ家紋の入った提灯が並び、はおりはかまに正装した男たちがさんざめき、屋台のギシギシという音と笛の音が鳴り響きます。

この祭りは、若者が大活躍する祭りです。20歳前後の7名の役面(祭りの取締役)を核に執り行われ、中老と呼ばれる町の先輩から伝統のしきたりや技の数々を習い、長期間の練習を経て本番を迎えています。昔からのしきたりに従い荘厳に繰り広げられる県下でもまれな祭りとして広く知られています。


志加奴・城山神社獅子舞(無形文化財神社)


鹿野祭りで獅子舞を受け持っているのは上町です。因幡地方の獅子はほとんど麒麟獅子ですが、鹿野祭の獅子は神楽獅子です。

鹿野祭で獅子と一緒に登場する猩々は派手な活躍をし、最後の御神事場での花形です。また東鹿野の氏神である志加奴神社の祭礼でも、この獅子舞が奉納されます。

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~鍛冶町(かじまち)~ 町を練り歩く加治町の榊


旧城下町の北側にある鍛冶町。祭礼の行列の先頭をつとめる町です。

加治町の若者は榊を担ぎ、太鼓と笛の音色にあわせて家々をまわります。その家に幸福が訪れるよう願い、家の前で「わっしょい、わっしょい」と榊を練り、白い半紙でつくられた「幣」のついた榊の枝をその家に納め、家では神棚にそれを祀り幸福を祈ります。

榊は勇壮な練りこによって練られときには荒々しい一面も見せます。
 

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~大工町(だいくまち)~ 玄武をシンボルとする大工町の屋台


 旧城下町の西側にある大工町。大工町の屋台は「玄武(げんぶ)」をシンボルとし、屋台には「鏡」を納めています。この屋台は他の屋台と違い屋根が2段になっています。


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~紺屋町(こんやまち)~ 鎧姿も勇ましい紺屋町の幟差し


旧城下町の東側にある紺屋町。
紺屋町は鎧姿も勇ましい幟差し(のぼりさし)が見もの。右手に竹筒をもった鎧武者が、ゆっくりと道を進みます。昔侍の行列を横切ったものが刀で斬り捨てられたように、この行列を横切ることは今なお禁じられています。(横切ると地元の方から怒られます)

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~山根町(やまねまち)~ 朱雀をシンボルとする山根町の屋台


旧城下町の南西にある山根町。
山根町の屋台は「朱雀(すざく)」をシンボルとし、屋台には「鏡餅」を納めています。
この屋台には弓・鉄砲隊の衣装をまとい、帽子をかぶった可愛らしい子供「警護(けいご)」が乗っており、屋台の上から愛くるしい笑顔をふりまいています。

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~下町(しもまち)~ 二転門をシンボルとする下町の屋台


旧城下町の真中にある下町。下町の屋台は「二転門(にてんもん)」をシンボルとし、
屋台には着物姿に化粧をした可愛い子供「随神(ずいじん)」「鷹匠(たかじょう)」が乗り込み、屋台の上から愛嬌を振りまいています。
本祭り当日、下町宿から行列の出発地点の紺屋町にむけて行進する随神と鷹匠、そして雅楽隊は、さながら祇園祭りを彷彿とさせる優雅さをもっています。

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~上町(かんまち)~ 青龍をシンボルとする上町の屋台


旧城下町の北東にある上町。鳥取県無形民俗文化財「上町獅子舞」を伝える町です。
上町は「青龍(せいりゅう)」をシンボルとし屋台屋台には「御神酒」を納めています。笛・太鼓の音色にあわせて舞う猩々・獅子が見ものです。屋台の屋根には女若(にわか)と呼ばれる化粧姿の若者が乗り、屋台の進行を仕切ります。
また獅子は家々をまわりながら、その家に幸福が訪れるよう家の玄関先で舞い、最後は家の玄関の中に体を入れ幸福を招き入れます。

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~殿町(とのまち)~ 御神体を納め行列の最後方を


旧城下町の南側にある殿町。祭りのクライマックスの一つ「目録」が年行事役面により奉読される場所の町です。
殿町は宵宮の夜、城山神社で御神体を御神輿に迎え下山。祭りの到来を告げるかのように町を練り歩きながら、御神体が一夜を明かす御旅所を目指します。また本祭りの日は、屋台、幟差しなど各町内に守られるかのようにして行列の最後方を進み、上町の獅子舞が奉納される御神事場を目指します。

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(引用:鹿野大図鑑)

最終更新日:2018年8月22日