ご寄付のお願い
2017年11月29日

鹿野城下町地区には江戸・明治期に建築された建物が多く残り、街並みも美しく来訪者も増えてきました この度、少しでも長く滞在し楽しんでいただけるように、「鹿野町・田中家」を交流・宿泊施設に活用します 二階に2人部屋の洋室、3人部屋と4人部屋の和室の計3室、9人の宿泊が可能になります 城下町中心部の新しい場所作りに、どうぞお力をお貸しいただけないでしょうか 【ご寄付のお願い】 田中家を交流・宿泊施設として活かすためには宿泊施設としての整備や浴室、トイレの改修、また自火報設備等、総額 600万円が必要です 改修計画に対し補助事業により約200万円と自主財源や借り入れで200万円、計400万円を準備していますが、あと200万円が必要となります 大変厚かましいお願いではございますが、地域の文化財を守り、活かす思いをご理解賜り応援頂きたくお願い申し上げます 

お振込み用の寄付申込書は、こちらからダウンロードいただけます 【文化財「鹿野町・田中家」とは】 
田中家は文久年間(1861-1863)の建設と言い伝えのある木造切妻造り、二階建て桟瓦葺きの南北棟の平入り形式の建物です 建物間口は4間半で、細長い1列3間形式でその奥に浴室、便所等が平屋であり、主屋の北側に二階への階段が設置されています ファサードは二階の低い棟高の形状を残し、京風の千本出格子が道路側正面にあります 屋根は越し屋根の付いた和小屋組で大梁、敷梁、小屋束には平刃の手斧で斜めに細かく削った痕跡が残っています このように田中家は、鹿野地域の歴史的意匠の規範となっています 鳥取大学特命准教授・博士(工学) 一級建築士 澤田廉路
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