2010年9月のアーカイブ
9/23(木)雨があがった午後、下町街なみ協定運営委員会を通じて、お集まりいただいた下町の有志のみなさん総勢10名と共に、鳥取市鹿野往来交流館「童里夢」屋外広場で孟宗竹の加工を行いました。 ![]() この孟宗竹は、来たる10/23(土)わったいな祭りの際、当館で開催される 「鹿野のおもてなしのかたち~琴とあかりに酔いしれて 鹿野で過ごす夜~」 の“あかり”で使うため、9/20(月)鹿野町在住有志6名の竹取り隊のみなさんと一緒に切り出したものです。(長さは約3m、なんと150本もあります。) ![]() 加工を始めて2時間、チームワークよくてきぱきと加工していただいたので、竹灯篭の“かたち”ができあがりました。街のみなさんと一緒に作った“あかり”で灯された秋の夜長を、ぜひ鹿野でお過ごし下さい。
鳥取市鹿野往来交流館『童里夢(ドリーム)』より
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鹿野町では、そばの開花時期をむかえています。 小さな白い花をつけ、あたり一面広がる花畑をみると、今年もこの季節がきたなぁ、おいしい新そばの食べれる時期だなぁと思います。 今からとても楽しみですね。
すっかり秋らしくなってきたこの頃、これからウォーキングやジョギング、写生・写真など、自然を感じながら余暇を楽しむことを始めるにはちょうどよい季節となってきました。 鹿野では、 そばの花ウォーク ・そばの情景スケッチ・フォトコンテストがそれぞれ開催されます。 詳しい情報は、こちらをご覧下さい。↓↓ http://www.shikano.org/news-blog/2010/09/post-14.html
しかの里山自然塾と鳥取市鹿野往来交流館「童里夢(ドリーム)」の共催イベントとして行われます。
みなさまお誘い合わせの上、この時期しかみることのできないそばの花畑を観賞し、鹿野のまちなみを楽しみ、初秋を満喫してください。
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カフェしかの心では毎月第三木曜日の午前10時~11時にうたごえ喫茶を行っています。 うたごえ喫茶とは、1955年前後に流行した飲食店の一形態で、リーダーの音頭のもと、店内のお客さんが一緒に歌を歌うことが目的とされています。 この日は二度目の催しで、参加者19名でしかの心のカフェスペースがいっぱいでした。
秋の風を感じる季節にあわせて紅葉の輪唱・夕焼けこやけなどを合唱。 休憩に飲み物をいただいて、おしゃべりもはずみます。 後半は、上を向いて歩こうや青い山脈などを歌い、最後は故郷で幕を閉じました。 合唱団でもともとやておられた方が、みんなで楽しくお茶でも飲みながら歌を歌いたいなぁという想いと、おねえさんからうたごえ喫茶の話を聞いていて興味があった方の想いが出会ったことで、今回の催しが実現にいたりました。 次回は、10月21日(木)の10時~11時です。 展示スペースの広い場所で行います。 みなさまお誘い合わせの上、ぜひお越し下さい。
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鹿野往来交流館『童里夢(ドリーム)』...GRAND OPEN!!
今年の4月に完成しプレオープン~一般公開しておりました鳥取市鹿野往来交流館「童里夢(ドリーム)」が9月11日(土)にグランドオープンし、記念式典や「因幡街道」まちづくりフォーラムが開催されました。 午前中に開催された記念式典では、平井伸治鳥取県知事や竹内功鳥取市長など関係者約40名が参加。グランドオープンした鳥取市鹿野往来交流館「童里夢」を中心とした、鹿野町と近隣周辺地域の活性化。 そして、県内外より来館された方々や、地元住民との交流の場として大いに期待を寄せました。 また鏡開き後のオープニングアトラクションでは、気高の和太鼓グループ「逢鷲太鼓」が迫力ある演奏を披露されたのを皮切りに、鹿野の「日本吟翔会鹿野同好会」「剣扇舞同好会」による詩吟と演舞。 そして、青谷の「勝部岩力おどり保存会」の皆様による岩力おどりを披露し、オープン記念式典を大いに盛り上げて下さいました。
午後からの鳥取市鹿野往来交流館「童里夢」グランドオープン記念事業ならびに、 「因幡街道交流会議」発会記念事業『「因幡街道」まちづくりフォーラム』では東海旅客鉄道株式会社相談役・日本商工会議所観光専門委員会委員長の須田寛氏をお招きし「街道観光を考える」をテーマに講演を行っていただきました。 その後、「街道観光の可能性―地域からの提案」をテーマに「因幡街道」まちづくり報告会が行われ約70名の方々が参加されました。
今後は、鳥取市鹿野往来交流館「童里夢」が拠点となって、旧気高からなる鳥取市西部エリアのみならず、鳥取県東部エリア一帯~鳥取県全体を、これまで以上に大いに盛り上げることを期待するところです! 鹿野往来交流館『童里夢(ドリーム)』より
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9月5日(日) 2010年、全日本トライアル選手権が鬼入道にあるHIROスポーツパークで行われました。 5年ぶりに本地域でむかえる全日本の大会ということで、全国から選手たち・ファンの方たちが集結、炎天下の中盛り上がりをみせていました。 トライアル競技は、ライダーの鍛えた強靱な体力、高度なテクニックとマシンが一体となって、絶妙なバランスにより過酷な自然を走破するスポーツで、イギリスを発祥の地として発展してきた歴史のある競技です。 スピードを競うレースとは違って、自然の中で華麗なテクニックと挑戦する心がむき出しになった戦いはおもしろいものでした。 コースの途中に設けられた採点区間でいかに原点をされることなく走り抜けるかを競います。制限時間の中でゴールできなければ減点、または失格となります。 思い思いに自分の走る場所を下見するシーン。気合いで岩を登り切るシーン。 初めての体験をし、バイクの知識は全くありませんでしたが、迫力のあるシーンを目の当たりにできて楽しむことができました。
安井 仁美
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8月21日(土)よりはじまりました楽園的絵画も、8月30日(月)を勿まして、無事千秋楽を迎えることができました。 展覧会入場者は延べ238名と盛況の内に幕を閉じました。 これも、展覧会にお越し頂いた皆様、地域の皆様、そして、スタッフのみんなの支えがあったからこそと感じています。
厚く御礼申し上げます。
楽園的絵画実行委員会 スタッフ一同
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鹿野にとっても、そして、作家の三人にとっても、初めての試みでした。 手探りの中で、準備をスタートし、実行委員会が立ち上がり、会議を重ね、尾道とのやり取りを重ね、もぐら叩きのように次から次に出てくる問題とその度に向き合いながら、展覧会終了まで走りました。 長時間続いた会合、キャパをはるかに超えるボリュームのイベントの数々・・それでもスタッフのメンバーは本当によくやってくれました。燃え尽きた代償か、“終わった”“やりきった”という実感がまだ持てずにいるのが正直なところです。 これだけの濃密な時間を共有し、様々な経験をした私たちは、これからゆっくりと確かな足取りで歩んでいくのだと思います。どんな風に歩んでいくのかは時に委ねたいと思います。 29日にお世話になった方々を訪問し、感謝の気持ちをお伝えし、そして、その方々の生の声を頂戴しました。 「ここはこうした方がもっとよかった。」 「私はこういう絵画の方が好きだ。」 「年配の方にとっては抵抗があるかもしれない。」 「鹿野には合わないと思う。」 もちろん、その中には厳しいご意見もありました。 しかし、素直にどのご意見もうれしく、大切にしたいと思いました。それと同時に、周りの皆様が外から見た客観的なご意見は財産だと感じました。 そのように意見して頂けるということは、無関心ではないということだからです。もしかしたら、点での接点にすぎなかったかもしれませんが、そこにはその方の考えた・感じた跡があったということだろうと思いました。 ある芸術家とお話していた時に、こんな話を聞きました。(かなりキャリアを積まれている方でした。) “人に媚びた時点で、その作品は終わる。作家自身も終わる。” レジデンスを振り返ってみて、彼女たちは自分に正直に、自らの目と耳、肌で感じる空気、身ひとつを頼りに表現してきました。 作家の三人には、それぞれにいい仕事をしてもらったと感じています。短い制作期間ながら、集中して制作に没頭していました。 それでよかったと感じています。 ただし、鹿野で行う意味はどこにあるのか。その部分に関して、十分な検討が必要だと感じています。 作品と作家と地域と観客をつなげること。大きな課題が残りました。 私たちは、鹿野と芸術家両方の想いを大切にしたい。そう感じてきました。彼女たちの瑞々しく、生命の躍動するその眼差しや動きは、私たちに衝撃を与えました。 そして、彼女たちは、鹿野の土地、またそこに住まう人々との交流の中で、鹿野を好きになってくれました。 具体的な成果を求められたなら、修飾する事柄はいろいろありますが、展覧会の構造を説明するとこの二点に集約される気がします。 空き家活用等、今後このプロジェクトから広がりを持っていくことと思います。 どんな時でも、私たちは大切にしたい人や場所を想い、自然体でありたい。そう願います。 この楽園的絵画と出会って下さった皆様、本当にありがとうございました。 鹿野より愛を込めて。 楽園的絵画実行委員長 前田瑞季
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