お食事処 レストラン喫茶
「あすなろ」
創業は浜村、友人がおこなっていた飲食店にひかれて昭和47年から借家で営業をおこないはじめました。
自分のお店を持ちたいという夢があった店主の宮脇美智子さんは鹿野で夢を叶え「あすなろ」という名をつけ、開業。
ところで「あすなろ」という意味を皆さんは知っておられるでしょうか。
「あすなろ」とは漢字で翌檜と書き、檜(ひのき)に似た木です。檜のように大きくはなれず、いつも「明日は檜になろう」と思っている、そんなけな気な木と自分を重ね合わせた宮脇さんは素人からはじめたお店だが明日こそは!!と努力を重ね頑張る気持を持ち続け、これまでお店を切り盛りし続けました。
この名をつけた理由がもう1つあります。
昭和38年、昼ドラで放映されていた「昨日の雲は帰ってこない」の中で描かれていた「あすなろ」というレストラン、そのお店には店主を慕い老若男女とわず地域の人がカウンターごしに世間話や相談ごとをしては親身に言葉を返すマスターがおられたそうです。
そのシーンがとても印象的で、このお店もそのような地域の人が親しみを持って訪れてくれる、和やかな雰囲気をつくることができればという思いがありました。
しかし、現実は忙しく、ドラマのようなことに憧れていたが簡単ではなかったと苦笑い。そんな忙しさの中でも手のすいたときは地元の方とのコミュニケーションを大切にしているそうです。
自給自足の米、野菜を使い、たまにいただくご近所の方からのおすそわけの野菜はサービスで、いつもの定食に一品添えることをしているそうです。
同窓会やクリスマスパーティーではオードブルを作ることもあるようですので機会があればご利用ください。お値段のご相談にはのっていただけるとのこと。
11時半からの日替わり定食も人気があります。
コーヒーはオリジナルブレンド、ホッと一息つける味です。
お店でのイベントは年に一度。
写真:昨年のフラダンスイベント、駐車場にて。
ちびっこフラダンサーがかわいらしい~
写真:一昨年のクリスマスイベントの様子。
写真:エレクトーンを弾く宮脇さん。
宮脇さんのご趣味は音楽、お店に飾られているウクレレがきっかけでご自分も習い始め、2年ほど前に「JOY WAVE」(ジョイ ウエーブ)というウクレレ演奏のグループを結成。
今年の6月に神戸で行われる大会に出演、音楽の波、人の波をおこすため猛特訓中。
これからの「あすなろ」の新しい試みと、宮脇さんのウクレレ演奏会を鹿野で聞ける日を心待ちにしておきましょう。
写真:宮脇さん(左)、北村さん(右)
(記:安井)